過去ログ - 【咲安価】 京太郎「これがZOIDS…」 淡「これがゾイドだよ!キョータロー!」6機目
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685:1 ◆g6V0jYwopc[saga]
2014/10/05(日) 15:32:52.68 ID:QGlnVsNko

クラッツ「…来たか。」

もこ「……急な呼び出し…どうしました?」

利仙「どうしましたクラッツ様?」

藍子「なんか顔が暗いですよ?」

絃「……お悩みの様子。」



クラッツ「……簡単に言おう。お前達はここから去れ。ヒルツには私から言っておく。あまり深い事を教えていないお前達なら刺客が差し向けられる事もないだろうしな。」

クラッツ「…これから私は修羅の道を行く。お前達までこれ以上汚れる必要はない。」

クラッツ[…この紙にお前達の今後暮らす場所とそこに私の持ってる金の全てを隠してある。」

クラッツ「…どうせもう使う時は来ないだろうしな。お前達が今後生きていく分には困らない程度にはあるから安心しろ。」

クラッツ「話は以上だ。さぁ…早く行け。」



これから自身が進んでいく道は酷く血なまぐさい物となる。

孤児であり、自身の身勝手で彼女たちをここまで連れてきたのだ、身勝手だとは思う。
だがこれ以上彼女たちを巻き込む訳にはいかない。

そのため彼は少女たちに決別を告げ、迷いを捨てようとしたのだ。


だが少女達は30分の時が流れようとも一人として動こうとはしなかった。


クラッツ「…私の言葉が聞こえなかったのか?」

もこ「……聞こえ…ました。」

クラッツ「……っ……これ以上行けばお前達は間違いなく死ぬだろう。……私はお前達をこれ以上殺したくはないのだ。」

クラッツ「2年前にお前達の仲間を私の命令で敵へと向かわせ…殺しただろう。…あれをもう一度繰り返したくはないのだ。」

クラッツ「…殺しておいて身勝手なのはわかる。はた迷惑かもしれんが…娘のように思っていたのだ。」

クラッツ「失って…初めて気づいた…。どうやらすっかり情が移っていたらしい。」

クラッツ「…まぁそういう事だ。私の気が変わらない内に去れ。それでお前達は自由になれる。」




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