351: ◆YGEX1y1gzI[sage]
2015/08/23(日) 05:07:19.59 ID:9XAj7Ry8o
ことり「私、海未ちゃんが心配なの...」
ギリッ。
自分の歯を食いしばる音だと、咄嗟に分からなかった。
ことりの言葉を聞いた瞬間頭の中で何かが弾けて、もはや目的と手段の判別もつかなくなった。
み「それが、余計なお世話だって言ってるんです!!」
ことり「...っ!」
自分でもドキリとするぐらいの大きな怒声だった。
ことりの息を呑む音が聞こえたが、とてもその表情を確かめる勇気はなかった。
穂乃果「海未ちゃん!そんな言い方...」
肩を掴もうとしてくる穂乃果の手をかわす。
み「......先に帰ります」
そして、逃げるようにして立ち去る他無かった。
穂乃果「ちょ、ちょっと海未ちゃん!」
ことり「......ぅ......うぅ」
穂乃果「あっ、〜〜〜〜〜もう!」
海未の背中を追おうと足に力を入れたところに聞こえてきた嗚咽、崩れ落ちるようにしゃがみ込んでしまったことりをその場に置いていくわけにもいかず、穂乃果は思わず足踏みをした。
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