20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/10/04(土) 22:04:16.94 ID:qFG3aE+A0
咲「それは……」
それだけ言って口ごもる咲さん。
ああ、大した理由があったわけじゃないのだろう。
少し上がった体温がスっとさがっていく。
バカなことを一瞬でも考えてしまった。
少しでも、もしかしたら咲さんも―――…なんて。
和「―――言えないのならいいですよね。帰ります」
もうここには長く居られない。
一瞬想像した幸せは妄想でしかなくて。
ちょっとふわふわするけど、寒い中を少し歩けば酔いも覚めそうだ。
咲さんの手を私の手から外し、もう一度御馳走様でしたとお礼を言い立ち上がる。
置かせて貰っていた上着を身に付け、バッグを肩にかける。
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