過去ログ - ぬ〜べ〜「幻想郷か……厄介なところに引きずり込まれてしまったものだ」その2
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165: ◆8c/Sw4f94s[saga]
2014/10/29(水) 23:09:41.53 ID:cM8o4h4f0

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★


【――??――】


シ――――――――――――――ン


ぬ〜べ〜「ここは……?」

ぬ〜べ〜「どうやら異次元空間を経由して、校庭からどこか見知らぬ空間に飛ばされてしまったらしいな」

ぬ〜べ〜「だが、かつて異次元の魔物と対峙した時に見たような“裏返し”の現象が俺の身体に及ぶことは無かったらしい」


《果たしてそうかな? 僕にはむしろ、見事に裏返されちゃったんじゃないかって思えるんだけど》


ぬ〜べ〜「! 絶鬼、何か思い当たる節でもあるのか」

《だってあの奇妙な異空間を通過してきたんだよ? そうそうまともに元の世界に無事戻って来れると思うかい?》

《僕が思うに、ここは裏の世界――これまで人間界として関知していた表の世界とは対をなす文字通りの別世界である》

《そういう可能性だって十分有り得るんじゃないかな?》

ぬ〜べ〜「なるほど確かに……可能性は無限にあるだろうな」

ぬ〜べ〜「しっかし、お前は頭が切れるなぁ。絶鬼が協力してくれると俺も心強いぞ」

《何言ってるんだ。これは協力なんかじゃないよ。覇鬼兄さんのように封印されて眠りっぱなしになったりはしないさ》

《こうやってお前たち人間の行動や心理、お前が経験する様々な出来事を理解し集積し知識として吸収することで》

《次に復活を果たした時の侵略方法の参考にしようと思ってね。今度は単純な破壊行為に終始せず、人間社会の病理に付け込んで――》

《フフ――真綿を締めるように、ジワジワと君達の世界を蝕んでやる》

ぬ〜べ〜「おいおい、怖いこと言うなよ」

《いやあ、君の霊力が弱まるチャンスが訪れるときが待ち遠しいよ》

ぬ〜べ〜「はぁー……」

ぬ〜べ〜「まったく、相変わらずだなーお前は。俺の目が黒いうちはそんなことはさせんぞ」


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