過去ログ - ぬ〜べ〜「幻想郷か……厄介なところに引きずり込まれてしまったものだ」その2
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168: ◆8c/Sw4f94s[saga]
2014/10/29(水) 23:32:48.13 ID:cM8o4h4f0

【――夜の街――】


ぬ〜べ〜「また次元の裂け目に飛ばされてしまったようだな」

《……。今度は別の輩の仕業かもしれないけれどね》

ぬ〜べ〜「別の?」

《ああー、君はアレには面識が無かったね》

ぬ〜べ〜「アレ?」

《独りごとだよ。気にしないで》


ガヤガヤガヤガヤ


ぬ〜べ〜「……まあいい。今度はゴミゴミとした大都会の一角か、さっきの妙な場所よりはまだいい」

ぬ〜べ〜「日本ではあるようだが――“俺の知っている日本”なのかどうか」

《早く手掛かりを探したほうがいいよ。さっきのように妙な連中に絡まれる前にね》

ぬ〜べ〜(――む、ごく間近に霊気を感じるな。こっちは俺の専門分野だ)


「くぅ、いつもいつも馬車馬のごとくコキ使いやがって〜! やってられんわ!」

「荷物半分持ちましょうか」

「いいっていいって、こんな重いモン持ったら○○○ちゃん飛べないだろう」

「あ、そういやそうかも」

「で、今度は何の仕事受けたんだっけ? もうちょい事前に説明してくれたら心の準備もできるっちゅーに」

「うーんと確か、じげんの穴がどうこうって言ってたような」

「次元の穴? あな? アナ? そうか覗き穴かーっ」

「わっかりましたよ●●さ〜ん! 今ノゾキに行きますから待っててくださーい!!」


ビューン


「ちょっと待って下さいよー、△△さんっ」


ツツ――――


ぬ〜べ〜(……取り憑かれているわけじゃないようだな)

ぬ〜べ〜(俺とゆきめも、傍から見たらあんな感じだったりするのだろうか)


シュルン――パシッ


ぬ〜べ〜「ん、いつの間にか左手に新聞紙が握られて……ってお前、勝手に」

《いいから読んでみなよ》

ぬ〜べ〜「……。分かったよ、んーと、なになに」

ぬ〜べ〜「ッ!! ……これは」

《ここは少し先の未来の世界だね。いや、僕達の知っている世界とは限らないか》

ぬ〜べ〜(参ったなあ……未来に向かって時を駆けているわけか)


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