過去ログ - ぬ〜べ〜「幻想郷か……厄介なところに引きずり込まれてしまったものだ」その2
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◆8c/Sw4f94s
[saga]
2014/10/29(水) 23:33:19.51 ID:cM8o4h4f0
ぬ〜べ〜(いや、これは俺の身に来たるべき未来なのかは判らない。この世界には“この時点”での俺が存在するのか否か)
ぬ〜べ〜(そもそも存在しない別世界であるのか。あるいは鏡の中にあるようなファンタジックな世界なのか)
ぬ〜べ〜(俺に知るすべは無い……何しろ、次元の裂け目をつかさどる存在の実態など解明不能だろうし)
ぬ〜べ〜(こちら側から、あの異次元空間に再びアクセスすることも困難な上に)
ぬ〜べ〜(仮にアクセスできたとしても、そこからどうやって俺が元々いた世界のあるべき時間軸に戻るのか)
ぬ〜べ〜(あの宇宙人のような異次元生物が親切に案内してくれるとは露ほども思えないし)
ぬ〜べ〜「う〜む……どうしたものか」
――――――――
――――
\ギャハハハハハハハ/
ぬ〜べ〜「おいこら、君達。見た感じ中学生くらいだろう」
ぬ〜べ〜「こんな時間にこんなところをふらついていないで、早く家に帰りなさい」
「おい何かうっせーのが来たぞ」「ホームレスじゃね?」「超ウザいんですけど〜!」「行こ行こ」
ぬ〜べ〜「あんまり帰りが遅いと親御さんも心配しているぞ。それから、遊びもほどほどにしてちゃんと勉強もするように」
スタスタスタ……
ぬ〜べ〜(やれやれ。小学生くらいならまだしも、中学生や高校生となると、難しい年ごろだし素直に親や教師の言うこと聞かないんだよなあ)
《……何やってるの》
ぬ〜べ〜「ん? 見ての通り、深夜徘徊をしている子どもたちに声かけしてるんだよ」
《馬鹿じゃないか……自分の置かれた状況を考えてみなよ》
《自分の世界の人間のことを気に掛けるっていうのならまだしも、こんなことをして何か意味があるのかい?》
ぬ〜べ〜「異世界だろうが何だろうが、子どもたちのことを心配して無意味なことなんかないさ」
ぬ〜べ〜「むしろ、お前の口から『人間のことを気に掛ける』なんて言葉を聞ける日がくるとはな」
《……》
ぬ〜べ〜「口には出さずとも、あれ以来、お前だって少しずつ変わって来ているんじゃないのか?」
《ぼくは何も変わらないさ。覇鬼兄さんや眠鬼のように、人間と馴れ合って鬼の本性を忘れたりはしないよ。絶対にね》
ぬ〜べ〜「ははは。強情なやつだな〜」
蓮子「見て、メリー。ホームレス風の成人男性がひとり笑いながら路上を闊歩しているわ」
メリー「あれは目を合わせてはいけないタイプね。行きましょう蓮子」
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