過去ログ - 【銀と金】森田鉄雄は絶望の城へと拉致されました 第二部【賭博黙示録カイジ】
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105:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/10/26(日) 18:46:36.64 ID:q/GNoIkJ0

午前0時15分……いよいよ出発の時だ。
橋を渡るのは右の橋が太田、佐原、西田、藤野、森田。そして左側は中村、中山、カイジ、石田、小泉という順番だ。
スタート前はあれだけ騒いでいたというのに森田に自分たちの前に立ちはだかる現実を突きつけられ、皆沈黙していた……。

太田(落ちれば死ぬ……落ちれば……)

佐原(落ちる前に自力で渡りきるしかない……)

森田鉄雄にかけられた言葉、「死ぬことを決意しろ」という言葉を胸に、全員は覚悟を決めて橋を渡っていく……。

カイジ(何も考えるな……何も感じずに渡るんだ……!)

先ほどまでは積極的に他の者たちの奮起を煽っていたカイジでさえ、己の心中に巣食う魔物を懸命に抑え付けていた。
しかし、森田に一喝されたとはいえ所詮は決意に支えられて渡っているのではない……似非の覚悟程度では湧き上がる死の恐怖を抑えられない……。

カイジ(こ、こんなに違うものなのか……落ちたら死ぬっていうこの状況が……!)

開始から5分と経たぬうちにカイジはおろか他の8人たちも皆、沸き上がる死の恐怖を抑えきれずに震え出していた……。
ただ一人、森田鉄雄を除いて……。



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