過去ログ - 【銀と金】森田鉄雄は絶望の城へと拉致されました 第二部【賭博黙示録カイジ】
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111:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/10/26(日) 18:53:51.69 ID:q/GNoIkJ0

森田「くそっ……くそっ……」

森田は悔しそうに肩を震わせる……。目の前で次々と人が死んでいったというのに、自分は手を差し伸べて助けてやることもできない……!
気が付けば、数分と経たないうちに6人が落下……。この橋の上に残されたのはカイジ、森田、佐原、石田の4人だけ……。
利根川はギブアップなど一切認めるはずがないのだ。カイジが叫んでも結局は何人も感電し奈落へと落ちていった……。

かと言って戻ることも不可能……。生き残るにはゴールまで渡り切るしかない……!

石田「カイジくん……森田くん……助けて……助けて……」

カイジ「石田さん……! しっかりしろ!」

森田「焦るな! そのままゆっくり……!」

恐怖に駆られて助けを求めながら涙を流す石田に、二人は救いの手を差し伸ばそうとする……。

佐原「うおおおおおおおっ!!」

と、先頭の佐原が全てを吹き飛ばすような大声を上げる……!
突然の咆吼に三人は呆然……。

佐原「馬鹿かてめえら! こんな橋の上で支えあったりなんかできねえ! 自殺行為だ!」

カイジ「佐原……」

佐原「助かりたかったら自力で渡るしかねえ! 近くに誰がいようと関係ねえ! 自分しかいねえんだ!」

佐原「さっき森田が言った通りだよ! そんな中途半端な気持ちだから大事なことを見失うんだ!」

佐原「俺たちがここにいるのは助けを求めることでも、怯えることでもない! この橋を渡るためだ! 違うか!?」

佐原「俺は一人でも行く……!」

そして佐原はもう後ろを振り返りもせず、ただ前へと進み出した……。



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