過去ログ - 【銀と金】森田鉄雄は絶望の城へと拉致されました 第二部【賭博黙示録カイジ】
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2014/11/19(水) 17:10:22.95 ID:g0Z8QOvQ0
由香理「あら……」
明穂「あれって……」
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2014/11/19(水) 17:11:03.16 ID:g0Z8QOvQ0
美緒(え……?)
カイジ(ま、まさか……一発で……!?)
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2014/11/19(水) 17:11:43.99 ID:g0Z8QOvQ0
安田「何だよ……驚かせやがって」
カイジと森田は安堵と同時に質の悪いからかいをしてくる兵藤への怒りが湧き上がってくる。
兵藤はこちらに希望をちらつかせ、不安と恐怖を煽り、無様に踊る姿が見たいがためにこのようなことをするのだ。
以下略
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2014/11/19(水) 17:12:15.88 ID:g0Z8QOvQ0
森田(本当にこんなのであっさり勝てるのか……? この男に……)
森田はあまりにもカイジの作戦が上手くいきすぎていることに、逆に疑念が生じだす……。
兵藤はゲーム開始前からあそこまで入念にイカサマを封殺するための条件を述べてきたのだ。
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2014/11/19(水) 17:12:53.77 ID:g0Z8QOvQ0
美緒(まさか……)
明穂(クジが落ちちゃったの!?)
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2014/11/19(水) 17:13:27.81 ID:g0Z8QOvQ0
カイジ(こうなったら引くしかない……! この中のどこかに必ず当たりがあるんだから……!)
九分九厘勝てるはずの勝負が正真正銘、運否天賦のギャンブルとなってしまった。
だが、当たりさえ引けば何はともあれ助かる……!
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2014/11/19(水) 17:14:06.49 ID:g0Z8QOvQ0
バニッ!
カイジは悔しさから思わずテーブルに拳を叩きつける。
他のギャラリーたちもカイジが当たりを引けなかったことに心底残念そうな顔をする……。
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2014/11/19(水) 17:14:33.00 ID:g0Z8QOvQ0
森田「何だ?」
兵藤「ワシには二度引かせてはいかん……。ワシのような王に、二度もチャンスを与えられては……引きたくなくとも引いてしまう……!」
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2014/11/19(水) 17:15:16.70 ID:g0Z8QOvQ0
兵藤「なのにカイジくんはその貴重なチャンスを生かせなかった……! これだけでも既に致命的なのだ……!」
兵藤「もし、カイジくんが一人だけでワシと勝負をしていたなら、既に勝ち目はなかったであろう」
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2014/11/19(水) 17:16:05.15 ID:g0Z8QOvQ0
美緒(お願い……森田くん……! 当たりを……当たりを引いて……!)
美緒は森田がここで兵藤より先に当たりを引き、勝利することを願う……。
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2014/11/19(水) 17:16:36.49 ID:g0Z8QOvQ0
銀二(ほう……)
森田の決死な表情を見て、銀二は何かを確信する……。
こうして森田は数分間ティッシュ箱の中に手を入れたままであったが、やがてゆっくりと引き抜く……。
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