過去ログ - 【銀と金】森田鉄雄は絶望の城へと拉致されました 第二部【賭博黙示録カイジ】
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299:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/11/19(水) 17:20:29.05 ID:g0Z8QOvQ0

カイジ(こ、こいつ……! どこまでも俺たちを弄びやがって……!)

兵藤は負けても大して痛手がないのに対し、カイジたちにとってはまさに命がけなのだ。
そのプレッシャーの差はとても大きい。むしろ兵藤はそのプレッシャーに圧され、必死になって抗うカイジたちを見て楽しんでいる……。
しかも質の悪いことに兵藤は引く度に思わせぶりな言葉でカイジたちの恐怖を煽ってくるのだ。

もう30枚もクジを引いた以上、残るは半分ほど……。
つまり、残る10巡ほどで当たりを引かなければ兵藤が当たりを引く可能性がさらに高まる……!
もしそうなれば、森田が……。

カイジ(させるものか! そんなこと!)

しかし、カイジが引いているのは相変わらずまっさらな外れクジ……これではまるで勝てる可能性はない。

森田(このままじゃ埒が明かない……)

一方の森田も不毛に続くクジ引きに対して焦燥が募っていた。
ここまでやっても当たりクジは引けず、ただただ中の外れクジは減るばかり。
クジには上限がある以上、いつまでもダミーの外れクジを作ることはできない。

兵藤「死んじゃうクジ……死んじゃうクジ……森田くんが死んじゃうクジぃ〜……! ヒッヒッヒッヒッヒッ……!」

カイジ(ふざけやがって……!)

兵藤は相変わらず命がけで戦っている森田たちを甚振るように、楽しそうにゲームを続けている……。
逆に兵藤が未だに当たりを引かないことは幸運でしかないが、もういつ兵藤が当たりクジを引いてもおかしくないのだ。
このまま不毛な戦いを続けていても駄目だ。何か新たな策を練らなければ。



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