113:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage saga]
2014/12/04(木) 21:04:45.46 ID:kfBn09E90
▲ 風とともにリハーサル
「いいか? 三日後、このステージにみんな立つんだ」
エザワ楽器の名を冠するホール。そのステージに立ち周りを見回す。
普段の賑やかさは未だ来ず、ただただ暗い空間が目の前を塗りつぶす。
この天井は彼女たちには遙かな空よりも高く、観客席は海よりも広かろう。
竜宮ですら初めて立つステージ。今までよりも文字通り桁が違うステージ。
あいつらにはどんな風に見えているだろう?
やよい「うっうー! こんな大きなステージスゴいです!」
真「今まで立ってきたステージとは比べ物にならないくらい大きいですね!」
伊織「ほんとに……私たちでも初めて立つような場所だわ……」
真「いままでの練習がきっと味方になってくれると思う」
伊織「まったく……これからいよいよリハよ!」
自分だってこんなビックステージに立った事はないし、いままでのプロデューサー業の中で一番のステージだと、そして、一番難しく、一番沸かせ甲斐のあるステージであると感じさせる。
「よし……始めますか!」
「「「「はい!」」」」
カガヤイタースッテージニターテバ
練習の成果がきちんと出ているようだな。
雪歩も自信を持ってリズムを 刻めている。みんなを引っ張るのは今はお前にしか出来ないんだからな……。
しかし……成長したな。
主催者の好意で竜宮以外の曲も入れても大丈夫になって、うれしいけれども練習は一層きつくなる。
しかし、今の彼女たちには負の考えが見えない。
ただただ、この広いステージで動き回れることが楽しいだけなんだ。
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