過去ログ - 向井拓海「The Passion――判定は許さない」
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146:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/10/06(月) 21:13:09.66 ID:hGctJzQM0
【狼はありがとうと言いました。
 そして狼がずっと人間へ嘘を吐いていた事を謝りました】

【狼よ狼は一人と一匹の約束通り秋まで待ったじゃないか、狼は人間へ嘘を吐いていないよと人間は答えました。
 なぜならば人間はとても愚かなので、狼が人間へ吐いた嘘を忘れてしまったのです】
以下略



147:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/10/06(月) 21:14:47.69 ID:hGctJzQM0
【また春が来ました。一人と一匹は何時でも腹ペコです。
 また梅雨が来て夏が来ました。一人と一匹は何時でも腹ペコです。
 また秋が来ました。実りの秋です。地面には麦がありません。一人と一匹は何時でも腹ペコです】

【狼よ人間は年を取りもう働けない、狼は人間を食べろと人間は言いました。
以下略



148:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/10/06(月) 21:15:58.38 ID:hGctJzQM0
【人間は狼の気持ちに名前を付けよう。ありがとう犬人間のともだちよと人間は言いました。
 こうして一人と一匹は一匹になりました】

【また春が来ました。一匹は何時でも腹ペコです。
 また梅雨が来て夏が来ました。一匹は何時でも腹ペコです。
以下略



149:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/10/06(月) 21:16:50.52 ID:hGctJzQM0
「そうだな、腹ペコは大変だ。
 でもよ犬に尋ねたわけでもねぇのに可哀想だってのは、ちぃとばかし傲慢だわな」

「ゴーマン?」

以下略



150:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/10/06(月) 21:17:39.31 ID:hGctJzQM0
「ほめられた。おねーしゃんもっとほめて〜。
 でもほめられると……ぐしゅ、ひぐっ、うう〜」

「ああほらまた涎出てるじゃねぇか。ティッシュ借りるぞ。
 そうだな次は何の話にしようか? 毒茸伝説は知ってっか、何せ食いもんの話だからよ興味あるだろ」
以下略



151:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/10/06(月) 21:18:16.91 ID:hGctJzQM0
「ミルクをかけるとなんでも美味くなるからよ。
 くるみもミルク味にすると人気が出るぜ」

「あはは、おもしろいねおねーしゃん。
 ねえ、ブルーハワイって何味なの?」
以下略



152:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/10/06(月) 21:19:05.02 ID:hGctJzQM0
「う〜ハワイだから〜はわいおんせん!」

「おったまげ〜、こいつの答えはお釈迦様でも御存じあるめぇに。
 そうだぞくるみ、ブルーハワイの味の決め手は温泉の味なんだ」

以下略



153:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/10/06(月) 21:20:16.16 ID:hGctJzQM0
「うっし、泳ぎが駄目なら山だな。
 アタシの地元から西へ向かえば箱根があってな、何度も通ってるがい〜いとこなんだぜ」

「ホント、くるみ箱根行きたい」

以下略



154:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/10/06(月) 21:20:54.91 ID:hGctJzQM0
「む〜、おねーしゃん意地悪」

「はっはっは〜アタシはこわ〜い不良のおねえさんなんだぞ〜。だから意地悪もしちゃうんだぞ〜」

「いいもん、たくみんおねーしゃん全然怖くないもん。
以下略



155:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/10/06(月) 21:21:45.37 ID:hGctJzQM0


「ひゅー。どこを見ても人、人、人。休みなだけあって賑やかなもんだねえ」

 普段はバイクで通り過ぎるだけの道だが、子供の足に合わせてゆっくり歩くと様々なものが目に飛び込んでくる。
以下略



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