過去ログ - 向井拓海「The Passion――判定は許さない」
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34:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/10/06(月) 19:26:29.81 ID:hGctJzQM0


「全ての結末は日曜日。天気は晴れ。朝の10時。
 アタシは始まりを聞いていた」

 親父の事はあまり話せない。話したくないってのが半分、後はまあ知らない事だからな。
語りえぬ事へ対しては沈黙すべし……こいつは誰の言葉だったか。

 ガキの頃は世の中の事何ざ何も分かっちゃいなかった。アタシにとっては身の回りの事だけが世の中の全てだった。
家長として家を構え、寡黙だが仕事をこなし責任を果たす親父の背中はアタシの憧れだった。

 ああ大丈夫、それでも話は続けるさ。これは望むと望まざるとにかかわらず、話さなければいけない事だからな。
なぜ話をするのか? そうだな……それは待つ事がアタシの仕事だからだ。そこには責任がある。
仕事はしなければいけない、一度口にした事は最後まで責任を取らなくちゃいけない。





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