過去ログ - 向井拓海「The Passion――判定は許さない」
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38:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/10/06(月) 19:29:05.37 ID:hGctJzQM0
 良くわかんねぇが親父の判断はきっと正しいのだろうさ。それはおそらくアタシが知るべき事じゃなかったのかもしれない。
かもしれないって喉に小骨が刺さったような仮定を使うのは、アタシが親父の事を良く知らないからだ。
正しくは知る事を止めたからだな。親父はアタシを自分から遠ざけようとしていた、だからアタシはそれへ従う事を決めたのさ。


「全ての結末は日曜日。天気は晴れ。朝の10時」

 親父が出世し家を出て幾年かが立った。それでもあの頃確かにアタシは親父が好きだったよ――全てを知るまでは。
アタシは中坊になっていたし、お袋はもうアタシへ話しても大丈夫だと判断したんだろうな。

「アタシは始まりを聞いていた」

 かつて親父のやり遂げた大仕事は、首切り役人だった。





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