18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/10/06(月) 21:38:26.83 ID:Ha53zHbko
「他に吸えるところ、なかったっけ」
「どこもかしこも禁煙ですから」
一口吸うと、もう根本まで灰が伸びていて、ジジと音がした。
ポケットから携帯灰皿を出して、吸い殻を投げ込んだ。
「追いやられてるな」
「虐げられてますね」
お互いに顔を見合わせて、からからと笑った。
ふと、風が撫で斬りにするように屋上に吹きつけた。
「ここは寒いな」
「もう秋ですから」
「夏は暑かっただろう?」
「まあ、悪くないですよ。ここ……」
まばらに散らばった空と雲を指さすと、あいさんは静かに頷いた。
風がまた一つ通り過ぎた。
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