過去ログ - 勇者「もう勇者なんてやめたい」
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61: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2014/10/11(土) 20:17:34.74 ID:2A0syDT30
呪いの紋章。見たことはなかったが、聞いたことはある。
その紋章は邪神からの寵愛の証らしく、それを授かった者は人間に害をなす存在になるとか――

戦士「呪いの紋章の持ち主か、納得したぜ!だからお前は人間を裏切ったんだな!」

魔法使い「紋章の力って根強いんだねぇ。あーヤダヤダ」

僧侶「勇者さんの紋章も、それ位強い力を発揮してもらいたかったものですが…」

彼は呪いの紋章のせいで人間を裏切った?それは違うんじゃ――そう思った所で気付いた。
暗黒騎士の様子が、少し変だ。あの顔は、苦痛?

暗黒騎士「…違うな」

彼は抑揚のない声で言った。いつもと違いそれは、無理をして平静を装っているようにも聞こえた。

暗黒騎士「人間を裏切らせたのは紋章の力ではなく…お前達人間自身だ!」

「「「!!」」」

怒号と共に大地が切り裂かれた。
それだけ強い力、それに怒り。

かつての仲間達に直撃はしなかったものの、各々驚きの顔で切り裂かれた大地を見つめていた。


そして私はそんな力を目にして、かえって冷静さを取り戻していた。



勇者「やめて…もう帰って下さい!」


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