過去ログ - 勇者「もう勇者なんてやめたい」
1- 20
88: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2014/10/13(月) 17:03:10.01 ID:kCIBrDNz0
魔王「お前の呪いの紋章は邪神に寵愛を受け、人間に絶望を与える存在となった証」

魔王「それに対し、その女のは勇者の紋章と呼ばれているだけだが、説明を加えると――お前の紋章とは正反対。人間達の神からの寵愛の証であり、人間達に希望を与える存在である証」

魔王の説明を私はただ聞いていたが、ふと気付いた。暗黒騎士様は腰の剣に手を寄せていた。何故か?

魔王「つまり――その女の意思とは関係なく、勇者は生きているだけで人間達の希望となり得る」

魔王「人間の希望は――刈り取らねばなるまい!!」

暗黒騎士様が私の前に立ちふさがり、それから何かを切り裂くような音がした。
状況についていけなかったが、多分、彼は斬ったのだ。魔王から私に繰り出された一撃を。

暗黒騎士「そう簡単に説得できるとは思っていなかったが――絶対ここから動くなよ」

彼はそう言うと、剣を構えたまま魔王に突撃していった。

魔王「我に歯向かうか暗黒騎士!これも勇者の紋章の影響か…面白い、かかってこい!」

魔王は高笑いしながら暗黒騎士に立ち向かう。
こうして、魔王軍の2トップである2人の戦いが始まってしまった。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
128Res/73.61 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice