26: ◆8HmEy52dzA[saga]
2014/10/08(水) 18:58:48.74 ID:B+mP747VO
「じゃ、じゃあディナアタイムだ……」
妖しい笑みも浮かべたままに、料理の数々を運んでくる星。
そのメニューは、一転して昨日星が得意げに説明していたものだった。
キノコのステーキやキノコの炒め物、キノコのサラダといった料理が芳醇な香りと共に運ばれてくる。
「あれ……さっきのドリンクは?」
「あ、あ、あれは暦が倒れた時の用だ……こ、効果はテキメンだぞ……死人も生き返る……フヒ」
……体調管理には気を付けるとしよう、うん。
あんなもの飲んだ日には一ヶ月は眠れない気がする。
ただでさえ成分すらはっきりしない千川印のドリンクに加えて、星が丹精込めて育てたキノコをあれだけ混ぜたのだ。
確かに死人も生き返りそうだが、恐ろしいにも程がある。
「いただきます……」
「旨そうじゃないか。いただきます」
「フフ……おあがりなさい」
「あ、おいしい……」
「本当だ、美味いぞ星」
森久保の言う通り、星の作った手料理は、失礼だが予想以上に美味だった。
美少女が作った手料理を食べられる日が来るとは、プロデューサーになって一番嬉しいことかも知れない。
「ほら星、口元汚れてるぞ」
ソースで汚れた星の口元を拭ってあげる。
隣の森久保もお子様だし、レディに囲まれてハーレム、というよりは姪を連れて食事に来た保護者の気分である。
ううむ、今度高垣さんと和久井さんあたりランチに誘ってみようか……。
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