27: ◆8HmEy52dzA[saga]
2014/10/08(水) 18:59:25.66 ID:B+mP747VO
「…………」
「どうした、森久保が豆鉄砲喰らったような顔をして」
「なんですかその喩え……」
星謹製エリンギのステーキにかぶりつきながら問う。
星と森久保は行儀良くナイフで切り分けて食べてやがる、ちくしょう。
「……フヒ」
「フヒ?」
「フフフ……そうだな、親友だもんな……親友でなければあんなことしないよな……フヒ……暦と私は親友……」
「?」
口を拭ったことを言っているのだろうか。
相手が中学生とはいえ、女の子相手に少々デリカシーに欠けたのかも知れない。
「乃々ちゃんも親友……はい、アーン……」
「え、ええっ」
「受けてやれよ、森久保。星なりの友情表現だ」
「う、うう……あ、あーん……」
写メでも撮りたいところだったが、さすがにこのいい雰囲気を邪魔するのは躊躇われたので、全力で欲を押しとどめる。
「お、おいしい?」
「お、おいしいれふ……むぐ」
「星、僕も僕も」
口を開けて待ち構えるも、星は不敵な笑みを浮かべるばかりで行動に移さない。
「こ、暦はダメだ……なんか、いやらしい」
「いやらしい!?」
「自業自得だと思いますけど……」
「フヒっ、フフフフヒ……」
ちなみに転り亀が祓われたベニテングは星の家の正式なペットとなった。
時たまひっくり返して、遊んだりしているらしい。
しょうこトータス END
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