過去ログ - ラブ「大丈夫ですか?」湊耀子「・・・え」
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168:[sage]
2014/11/13(木) 21:20:49.33 ID:LgqsEkxC0

 西「(くそぅ、イースの奴め〜)」

 ウエスターは人間体の西になって、道を歩いていた。頬に季節外れの紅葉を咲かせて西が歩いているのは公園のルートに続く道だった。
 木々に止まっている小鳥の囀ずりが聞こえて痛めた心を癒してくれそうなのだが、西には全く関係なかった。

 西「(たまたま足が引っ掛かってああなっただけなのに・・・まぁ、免許証は返してもらったが)」

 西は先程までの出来事を思い返しながら頬を撫でた。指が触れその部分をなぞるとピリッと痛みが走って、まだ生々しくヒリヒリしているのがわかった。

 「季節外れの紅葉だな」

 
 西「ん?」

 ふと誰かに声をかけられて後ろを振り向くと、御座の上に胡座をかいて座っている青年がいた。
手塚海之だ。
 手塚はコインを3枚取り出して、ハンカチの上に置いてコインを見つめた。
 
 手塚「・・・アンタと喧嘩した奴は、大事な仲間なんだな」


 西「なっ!?ど、どう言うことだ!?」

 手塚は西を占いそう言うと、それが西にとって図星だったのか手塚に駆け寄って眉毛を揃い違いにし、膝と手を地面に付け唾が飛び散る程の勢いで食らい付くように問い詰めた。

 手塚「そいつはアンタにとって掛け替えのない仲間か、友人だろ?」


 西「そうだったらこれはどう説明するんだ」

 手塚は淡々と西に質問すると、西は目をつり上げながら不機嫌そうに自分の頬を指して質問で返した。

 手塚「それはアンタの自業自得だろ、そいつは恥ずかしかったんだよ。何があったかは知らないが」


 西「た、確かに俺が足を引っ掻けてしまってアイツを押し倒してしまったのは悪いとは思っているが・・・」

 手塚の納得のいく答えを聞いて西はブツブツと口に手を当てながら考え始めた。  確かに自分はメビウス様の下僕である上にラビリンスの幹部で、不幸のゲージを溜めなければならない使命を帯びている。
 メビウス様の邪魔をする者が居れば誰であろうと倒さねばならない。      それがあの忌々しいプリキュア共とサウラーが教えてくれたアーマードライダーとか名乗る鎧の戦士だ。
 いや、その事よりもっと簡単には考えよう。イースは何故あそこまで俺を叱ったのか・・・

 西「・・・あっ」


 手塚「わかったのか?」


 西「・・・そうか、アイツは俺を思って・・・」

 西は何故イースが怒ったのか、見当がつかいた。それは、単に怒ったのではなく、自分のために怒ってくれたのだ。

 手塚「お前自信は仲間とか友人だとか思ってないだろうが、本性ではそう思ってるんだ」

 西「・・・ふっ、ふははははは!そうか!そうだったのか!」


 西は突然高翌良かに笑いだして立ち上がったのに、手塚は西の行動を疑問に思った

 西「アイツは俺にとって仲間だ!いつもキツい事しか言わないが、それでも俺はアイツを仲間だと思っているんだ!」

 手塚「・・・変わった奴だな、アンタ」

 西はイースを改めて仲間と断言して、それを見た手塚は可笑しな奴と言う目で小さく笑った


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