過去ログ - ラブ「大丈夫ですか?」湊耀子「・・・え」
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169:[sage]
2014/11/13(木) 22:39:37.63 ID:LgqsEkxC0

 西「では、どうすればいいのだろうか・・・」

 西はイースと仲直りをすべく、何をすればいいのかを考え始めた。

 手塚「そいつは何が好きなんだ?」

 西「えっ?んー・・・」

 手塚の発言に西は腕を組んでイースの好きなモノを思い返した。
 アイツは本を読んだりはするが・・・それはサウラーの方だし・・・不幸のゲージを溜めると言ったらメビウス様だ。
 西は思い返す内に唸り始め、手塚は困っている西を見かねてコインを見ようとしたとき、西があっと声を上げた。

 西「アイツが好きなものは多分、ドーナツだな」

 手塚「そうか。なら、それをあげればいいんじゃないのか?」

 西「おお!それは良い考えではないか!」

 西は手塚の案に笑顔で指を指しながら、その案でいこうと考えた。

 西「よし。では、早速カオルちゃんのドーナツを」

 手塚「ただし。ただあげるだけじゃ駄目だぞ」


 西「えっ?どう言うことだ?」


 手塚「俺の占いでは何も言わずにあげると、そのままで終わってしまうぞ」

 西「何!?そうなのか!?」

 手塚「ああ。何せ・・・俺の占いは当たるからな」

 西「む〜〜・・・。とにかく、先にドーナツを貰ってくるとしよう。考えるのはその後だ」

 
 手塚「仲直り、出来るといいな」

 西「ああ!色々とすまなかったな、これを受け取ってくれ」
 
 そう言うと西はコインを置いているハンカチの上に財布から取り出した金色に輝く500円硬貨を置いた。

 西「では」


 手塚「ああ。頑張れよ」

 西は手を上げて別れを告げ公園に向かい、手塚はその背中を見送って再び客が来るのを待った。

 手塚「・・・本当は、別の意味で大事な人なんだけどな・・・。まぁ、いつか気付くか。・・・ん?」

 「はぁ・・・全く。本当にアイツは・・・」

 手塚「・・・これは偶然だな」

 「え・・・?」

 手塚「さっきアンタとは真逆な奴と会ったぞ」

 西はカオルズドーナツカフェに着いてカオルちゃんかに理由を話すと、カオルちゃんはなるほどと納得してドーナツをくれた。
 西は満面の笑みでカオルちゃんに感謝して急いで占い館に走って帰っていった
 因みにその日はたまたま湊は非番だった為、西がカオルズドーナツカフェで働いてる事を知ることはなかった。

 ウエスター「イース!・・・あれ?居ない」

 ウエスターはドアを勢いよく開けたが、イースの姿が無かった。代わりにいつもイースが座っている場所に読み掛けの本が置かれてあった。
 
 ウエスター「おかしいな・・・どこいったんだ?」

 イース「何突っ立ってんのよ」

 ウエスター「ウェイ!?」

 突然後ろから現れたイースにウエスターは驚きのあまり変な声を出した。そんなウエスターにイースは眉を潜めて部屋に入った。
 手には何かを隠しながら持っていた。
 
 ウエスター「あ、あのだな、イース」

 イース「ね、ねぇ、ウエスター・・・?」


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