過去ログ - ラブ「大丈夫ですか?」湊耀子「・・・え」
1- 20
245:[sage]
2014/12/16(火) 17:24:19.01 ID:DPWLCv8eO

 ピーチ「お姉ちゃん、大丈夫?」
 
   
 マリカ「ええ。心配しないで」


 ピーチとベリーが駆け寄り身構えたままマリカに聞くと、マリカはナケワメーケから目を逸らさないで応えた。
 しかし、今の状況では大丈夫とは言い難い。これまで湊はナケワメーケと2回戦ったが、今回は大きなダメージを受けてしまったのが不味かった。
 
 マリカ「(チャンスさえ回ってくれば・・・)」


 マリカは首を少し後ろに回して祈里とタルトを見た。それに祈里は気づいて、湊が何故こちらを見ているのか、何を言いたいのかを少し悩んだ後直ぐに理解した。
 今変身して、戦えれば勝てる見込みはある。そう思っている時、祈里の脳裏に正の言葉が浮かび上がった。

 正[理解し合う為には、怖くたって、面倒くさくたってお互いに一歩ずつ近づかなくちゃいかん]


 タッキー「(今の、今の私だったら・・・)」


 ナケワメーケ「ガラガラガラガラーッ!」


 マリカ「ハァッ!」


 ナケワメーケは再びスロットルを発射し、ピーチとベリーはそれを弾き返す。マリカもレーザーポインターで狙いつつ、スロットルが重なった瞬間に取り出したを引き離して矢を放つ。
 矢はスロットルを貫通して他のスロットルをも粉砕する。

 タッキー「タルトさん!やってみましょう!」

 祈ルト「え?って変身かいな!?」


 タッキー「二人の気持ちを一つにするの!」

 
 祈ルト「ワイと、パインはんの気持ちを・・・」


 祈里の突然の発案にタルトは迷った。しかし、その時だった


 ベリー「ブッキー!タルト危ない!」


 祈ルト・タッキー「!?」


 スロットルが祈里とタルトに向かって飛んでくる。二人はベリーの警告に反応したのが遅く、猛スピードで迫ってくるスロットルから足が竦んで動けない。


 マリカ「!。アァァアアッ!」


 マリカは右足の親指に力を入れて液化エネルギーで脚力を強化させて思いっきり屋上の床を蹴り、飛び上がった。
 一瞬にして祈里とタルトの前に出ると、両腕を広げて二人を守るべく胸部でスロットルを止めた。
 
 マリカ「ぐぁっ・・・はっぁ・・・!」


 しかし止めた衝撃で、肺に溜めていた息を全て吐き出した。ステムリーフから赤くdangerの文字次々と点滅しながら表示され、床に叩きつけられると同時に、変身が強制的に解けてしまった。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
440Res/497.80 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice