過去ログ - ラブ「大丈夫ですか?」湊耀子「・・・え」
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2014/12/16(火) 17:24:19.01 ID:DPWLCv8eO
ピーチ「お姉ちゃん、大丈夫?」
マリカ「ええ。心配しないで」
ピーチとベリーが駆け寄り身構えたままマリカに聞くと、マリカはナケワメーケから目を逸らさないで応えた。
しかし、今の状況では大丈夫とは言い難い。これまで湊はナケワメーケと2回戦ったが、今回は大きなダメージを受けてしまったのが不味かった。
マリカ「(チャンスさえ回ってくれば・・・)」
マリカは首を少し後ろに回して祈里とタルトを見た。それに祈里は気づいて、湊が何故こちらを見ているのか、何を言いたいのかを少し悩んだ後直ぐに理解した。
今変身して、戦えれば勝てる見込みはある。そう思っている時、祈里の脳裏に正の言葉が浮かび上がった。
正[理解し合う為には、怖くたって、面倒くさくたってお互いに一歩ずつ近づかなくちゃいかん]
タッキー「(今の、今の私だったら・・・)」
ナケワメーケ「ガラガラガラガラーッ!」
マリカ「ハァッ!」
ナケワメーケは再びスロットルを発射し、ピーチとベリーはそれを弾き返す。マリカもレーザーポインターで狙いつつ、スロットルが重なった瞬間に取り出したを引き離して矢を放つ。
矢はスロットルを貫通して他のスロットルをも粉砕する。
タッキー「タルトさん!やってみましょう!」
祈ルト「え?って変身かいな!?」
タッキー「二人の気持ちを一つにするの!」
祈ルト「ワイと、パインはんの気持ちを・・・」
祈里の突然の発案にタルトは迷った。しかし、その時だった
ベリー「ブッキー!タルト危ない!」
祈ルト・タッキー「!?」
スロットルが祈里とタルトに向かって飛んでくる。二人はベリーの警告に反応したのが遅く、猛スピードで迫ってくるスロットルから足が竦んで動けない。
マリカ「!。アァァアアッ!」
マリカは右足の親指に力を入れて液化エネルギーで脚力を強化させて思いっきり屋上の床を蹴り、飛び上がった。
一瞬にして祈里とタルトの前に出ると、両腕を広げて二人を守るべく胸部でスロットルを止めた。
マリカ「ぐぁっ・・・はっぁ・・・!」
しかし止めた衝撃で、肺に溜めていた息を全て吐き出した。ステムリーフから赤くdangerの文字次々と点滅しながら表示され、床に叩きつけられると同時に、変身が強制的に解けてしまった。
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