126:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/10/13(月) 06:56:18.70 ID:CvaRcgp40
俺が思案していると、小町が、それにね、と続けた。
小町「結衣さんや雪乃さんとは何度も接してきたし、その会長さんも話を聞く限りだと、皆ちゃんとお兄ちゃんの答を待ってくれるし、ちゃんと聞いてくれると思うな。だからこれはお兄ちゃんが自分一人で考えて、答を出すべきだよ」
俯きながらそう言うと小町はすっと俺の上からどいた。そしてそのままドアの方へと歩いていく。
八幡「………小町?」
小町「……頑張ってね、お兄ちゃん。小町も、頑張るから…」
語尾になるに連れ、だんだんと小さくなる小町の声。
振り返ることもせず、俺に小さな背中を向けてそう挨拶すると小町は部屋を後にした。
俺はそんな小町の小さな背中に声をかけることができなかった…。
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