245:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/10/22(水) 16:36:38.39 ID:1OUiNQM90
ふと気がつくと部屋の中はだいぶ暗くなっていた。部屋の時計を確認するとすでに時刻は17時を回っている。
つまるところ俺もあのあと寝てしまっていたらしいが、さすがは俺。ベッドで横になることなく、座ったまま壁にもたれかかって寝ていた様だ。
この辺が俺とリア充とを完全に差別化できる所だろう。まぁそんなことしなくても性格も種族値的にも俺は完全にダメだからな。しかもいくら敵を倒しても努力値は上がらない。
俺の不憫ポケモン性を脳内で確認したあと、一色の方を見る。
まだすぅすぅと寝息を立てて寝ていらっしゃる。
どうやら俺は自分の手をずっと一色のおでこに置いていたようだ。一色の熱がしっかりと伝わってくる。
…………ってダメじゃねぇか。かなり熱いぞ。こりゃ熱上がってんな。
…………俺のせいか……?
考え込んでいると一色が寝返りをうった。少し髪の毛が顔にかかったのでそれをそっと払いのける。
………こんなシチュエーションは二次元の中にしかないと思ってた時期が僕にもありますた。
少し顔に汗も浮かんでいるのでタオルで拭いてやろう。タオルを探しに行かなきゃな…。
ちなみにおかゆくらい作っといてやるか。
その後一色家の風呂場に行きタオルをとってリビングの冷蔵庫の中の氷を包むとそれを一色の頭に乗せてやる。
人ん家の物を勝手に使っていると思うと罪悪感はあるが仕方ないだろう、と思って割り切った。
次はおかゆである。
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