395:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/11/12(水) 11:52:09.47 ID:HMLv7gsYO
バスはもう数十メートル先だ。
由比ヶ浜はそれを確認すると、目に溜まった涙を指で払う。
結衣「ねぇ、ヒッキー…もしも、アタシがいつか他の誰かと付き合ってたらヒッキーどう思う?」
八幡「………」
超嫌だ。いや、フったのは確かに俺である。えぇ、俺ですとも。
でも嫌だ。なんか、こう、うん、嫌だ。
俺の沈黙にクスッと笑うと由比ヶ浜は踵を返す。
するとちょうどバスがやってきてプシュッと音を立てて停車するとドアが開く。
結衣「なら、良かったっ」
八幡「…俺、何も言ってないぞ」
結衣「うん、でも良いんだっ!それがヒッキーらしくてっ」
だから俺らしさってなんだよ。
コンビニの雑誌(ry
結衣「じゃあ、また明日ね、ヒッキー」
八幡「…おぅ」
由比ヶ浜が乗車すると、ドアは閉まり、出発した。
由比ヶ浜は最後尾に座り、後ろを向いて手を振ってきたので俺もそれに片手を上げて応える。
ーーーその日の夜は冷え込んだ。
日中はあんなにお日様ポカポカだったのになぁ…。
でも、なぜだろうか?
寒いはずなのに、ずっと胸の辺りが温かかい。
ふむ、今日も良い夢が見れそうだ…。
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