41:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/10/10(金) 22:05:39.88 ID:K9iA4mB40
俺が思考していると一色はまた口を開く。
一色「あの時も言ったじゃないですか。私も、本物、が欲しくなったって。」
あぁそうだ。こいつは確かに葉山にフラれた後そう言った。
いろは「本当はですね、私、葉山先輩に告白する時にはすでに、葉山先輩を好きじゃない自分に気がついていたんです」
八幡「……は?ならお前は好きでもない相手に告白してフラれたっていうのか?」
ますます分からなくなってきた。好きでもない相手に告白してボロクソにフラれるだと?そんなの罰ゲームでもない限りしねーだろ。自分からわざわざ不幸になりにいく奴なんているはずがない。
一色は首肯しながら応える。
いろは「その通りです。だってアレは私の、私がこれから求める、本物のためのケジメでしたから。」
そこまで言われて俺ははっと気付く。この可能性は昨日散々自分を戒めた際に消していた。だが、あの可能性が当たっていたのかもしれない。これは一色の言葉を最後まで聞かなければ確信にはならないが、直感として、これ以上一色に喋らせるわけにはいかないと思った。
一色「先輩、私hーーーーーー」
八幡「一色!!」
俺の声が夜の静寂の中へ一際大きく放たれた。
533Res/300.81 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。