490:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/11/24(月) 06:39:59.57 ID:WrD9opRx0
もう告白だってした。
まぁあの時は俺も少し感情的だったから言えたのだろうけど…。
いざこうして冷静になって、見つめられるとやっぱ恥ずかしい。
でもそこで足踏みしていられる時はすで過ぎたのだ。
もうただ進むことしか許されていない。
彼女の視線から、言葉から、想いから、もう俺は逃げられない。背を向けられない。
だから俺は、自分の答をただ言葉にする。
八幡「……よく分からない…ってのが、答だ」
一色は俺の答に動揺しない、口を挟まない。ただ聴いていてくれる。
それだけでなんだか気持ちが軽くなって、言葉がスラッと出てくれた。
八幡「俺はお前があの時言ったみたいに、恋愛的な好意ってのは『その相手とずっと一緒にいたい』みたいなヤツだと思ってた。でも由比ヶ浜に告白された時気付いた」
ほんの少しだけ間を置く。
一緒に居ると楽しいとか、ずっと一緒に居たいとか、そういうのが恋愛的な『好き』なら俺はもう奉仕部のあの二人にも恋してる事になる。
それにそれなら戸塚は言うまでもなく、小町に恋してるまである。
でも一色に対しては、確かにそう思うのだが何かが違って、確かにそこで差別化できるのだ。
八幡「それが『好き』なら俺はもう由比ヶ浜や雪ノ下の事を恋愛的に『好き』って事になる。でもそうじゃないのは、もう言葉じゃ表現できねぇよ。少なくとも俺にはな」
キルラキルでも言ってたろ?
この世界はよく分かんねーもんで溢れてるって。
そのよく分かんねーもんを見つけた時、それはそいつの大切なモノになるのだろう。
論理や理性や理屈の範囲では説明しきれないモノ。
そんなモノがきっとこの欺瞞に溢れた世界の中で隠された、いや息を潜めてる真実で、本物なのだろう。
いや、本物だからこそ、それは言葉や論理や理性で表現されてはいけないのだ。
仮にそうでなくとも、そうであって欲しいと俺は切に願う。
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