491:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/11/24(月) 06:40:50.40 ID:WrD9opRx0
俺の見つけたよく分かんねーもんは、世界全てじゃない。
別にこんな世界を守りたいわけじゃねぇ。
むしろいつも俺に厳しいこんな世界は敵ですらある気がする。
……世界を敵にまわすとか俺カッコ良すぎ…。
俺は世界を守りたくなんかねぇし、変えたいとも思わない。
変える力なんて持ってねぇしな。
よく大人たちが言うだろう?
お前の人生はお前が主役だ、って。
アレをしばしば勘違いしちまう奴らが犯罪なんかを起こすわけだが、そんな奴らに俺が真理を教えてやろう。
お前の人生では確かにお前が主役だ。だが、世界の主役はお前じゃない。
話が脱線したが、つまるところ俺が見つけたモノは約30cmほど離れた所でちょこんと座る少女なのだ。
八幡「まぁアレだ。ふとした時にどうしようもねぇ気持ちになるみたいなヤツだ。ホント何て言ったら良いか分からん。こんなのが答で悪いな」
いろは「いえ」
それだけ答えると、一色は立ち上がり俺の目の前まで歩いてくる。
いろは「返事、まだしてなかったですね」
八幡「は?いや別にお前の気持ちは前に聞いたし、それに、充分なくらい、伝わってるぞ?」
いろは「いえ、それはそれですよっ。これは先輩の出した答への返事ですっ!聞いてくれますか?」
八幡「……あぁ」
いろは「……私も、私も先輩の事が大好きですっ!なので、よろしくお願いします」
八幡「……こちらこそな」
お互い少し照れながらも、プッと笑みがこぼれる。
これにて俺たちの仮の関係は、終了だ。
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