492:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/11/24(月) 06:41:40.56 ID:WrD9opRx0
人生ってのは嫌な事、辛い事が多い。
こんな高校2年生という青春真っ只中なハズの人間がこうやって人生というものを評価できるほどにはこの世界は残酷だ。
……人生は苦いからこそ、コーヒーくらいは甘くていい…。
この先もそうだろう。
辛い事ばっかで、幾重もトラウマをつくっていくのだ。
俺は人の成長とか変化とか、そんなものを信じてはいない。
何もそんな上手くいかない。
頑張った所で報われねぇし、正義は負ける。
HONDAのCMでも言ってたな。
だから俺はこの先もMAXコーヒー飲み続けるさ。
でもーーーでもーーーーーー
俺の目の前にすっと手が出される。
ん?と一色の顔を見つめるとニコッと笑顔を返してきた。
いろは「帰りましょうよ、せーんぱいっ」
八幡「……おう」
いろは「せっかく付き合ったので手繋ぎましょうっ」
八幡「断る」
いろは「即答?!ちょっ、それ酷いですー!もう!えいっ」
立ち上がった俺の手を一色がギュッと握ってくる。
八幡「………恥ずかしいだろ」
いろは「もうホントの恋人なんだから良いじゃないですかー」
八幡「………なら、仕方ねぇか…」
いろは「はいっ」
その手を俺も握り返す。
絡まった手。伝わってくる体温。
なぜか胸のあたりが熱くなる。
人生は苦いから、コーヒーくらいは甘くていい……。
でもーーーでもーーーーーー
ーーーコイツといる時は、微糖くらいが、ちょうどいい
お わ り
533Res/300.81 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。