過去ログ - 千早「私たちは、インフェルノスターズ!」
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2014/10/10(金) 00:12:19.83 ID:TQLN5JHCo
歌番組の収録中、副調整室。たくさんあるモニターには様々な角度から千早が映し出される。
明るい表情で歌う千早を見ると、昔みんなにつっけんどんな態度を取っていた彼女を思い出す。
本当に、千早も変わった。なにより、アイドルユニットのリーダーとしての自覚が芽生えているように思える。
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2014/10/10(金) 00:13:52.64 ID:TQLN5JHCo
他のアイドルより、千早は歌に対して真剣に向き合っていると思う。
本人の技術と魂がうまく交差し合った結果が、今の如月千早の歌なのかもしれない。
D「あ……あと響ちゃん、これなんだけどさ」
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2014/10/10(金) 00:14:40.34 ID:TQLN5JHCo
響「……!」
ディレクターさんが目の前で広げた紙には、趣味の悪い赤色で書かれた文字。
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2014/10/10(金) 00:15:53.01 ID:TQLN5JHCo
D「やっぱり知らなかったか……。千早ちゃんは少し元気が無かったけれど、響ちゃんは普通にしていたから」
聞いていないと思ってさ、とディレクターさんは言う。
『弟殺し』……千早が一番言われたくない、いわれのないもの。
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2014/10/10(金) 00:17:20.26 ID:TQLN5JHCo
響「え?」
D「いや、勝手な推測ね。千早ちゃんが何か思うところがあって、言わなかったのかもしれない」
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2014/10/10(金) 00:18:09.18 ID:TQLN5JHCo
――
千早「お疲れ様、響」
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2014/10/10(金) 00:18:59.27 ID:TQLN5JHCo
千早「なんだか慌ただしいわね」
響「そ、そうかな? あはは……」
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2014/10/10(金) 00:19:52.17 ID:TQLN5JHCo
響「なんか、悪いな。本当は自分とか事務所が負担すべきなのに」
千早「別に良いの。事務所にはとてもお世話になっているから、せめて飲み物代ぐらいは」
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2014/10/10(金) 00:20:30.99 ID:TQLN5JHCo
楽屋に戻って千早が着替えだすのを見て、なんとなく話を振ってみる。
響「……千早、さ。最近何か困っていることとか無いか?」
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2014/10/10(金) 00:21:18.41 ID:TQLN5JHCo
千早「今日の歌、どうだった?」
響「……うん、声も良く出てたな。ディレクターさんに褒められたよ」
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