過去ログ - 千早「私たちは、インフェルノスターズ!」
1- 20
37:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/11/13(木) 00:24:48.58 ID:80k+F34ro

 財布という単語で思い出したのか、千早はあっと声を上げて、さっきのジュース代を渡した。
 本当に律儀だと思う。だからこそ……自分に、例のことを言わなかったんだろうか。

千早「……本当に、気にしていないのよ。昔のことは、自分のなかで決着が付いているから」
以下略



38:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/11/13(木) 00:26:11.92 ID:80k+F34ro

 力なく千早は微笑んだ。
 彼女を助けてあげられない自分が、ひどく無力に思える。いや、実際に無力なんだと思う。
 プロデューサーって、もっとアイドルに寄り添って、助ける立場のはずなのに……。

以下略



39:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/11/13(木) 00:27:17.65 ID:80k+F34ro

 ――

 事務所に戻ると、プロデューサーに声をかけられた。
 プロデューサーがデスクにいるの、すごく久しぶりに見たぞ。
以下略



40:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/11/13(木) 00:28:28.92 ID:80k+F34ro

響「良いよ。せっかくだし」

P「分かった、それじゃあすぐに終わらせるから。待っててくれ」

以下略



41:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/11/13(木) 00:29:37.09 ID:80k+F34ro

 てっきりファミレスにでも連れてってくれるのかと思ったら、都心の高級フレンチレストランだった。
 まるで、何かのお祝い事でもするような豪華なお店。緊張して肩に力が入る。

響「ねえ、プロデューサー。これ、もしかして特別な食事会?」
以下略



42:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/11/13(木) 00:30:16.86 ID:80k+F34ro

 バーとレストランを組み合わせたような店内からは高層ビルが見える。
 こ、これが噂のギロッポン……?

P「……ごめんな、響」
以下略



43:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/11/13(木) 00:31:20.65 ID:80k+F34ro

 フェルノスの新曲を、フェアリーが勘違いして自分たちの新曲だと思って歌った一件。
 曲を譲ってくれた黒井社長にもこってり絞られたことを思い出す。

P「フェアリーの面倒を見きれなくて、それが結果的に……みんなを巻き込んでしまった」
以下略



44:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/11/13(木) 00:32:02.63 ID:80k+F34ro

P「……だから今日は、響に心労をかけたお詫びと、気づかせてくれたお礼」

響「……うん」

以下略



45:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/11/13(木) 00:32:56.83 ID:80k+F34ro

 赤ワインとオレンジジュースの入ったグラスが目の前に置かれて、店員が去っていく。
 数秒の間のあと、自分は口を開いた。

響「……ねえ、プロデューサー」
以下略



46:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/11/13(木) 00:34:53.17 ID:80k+F34ro

P「今は違っても、俺は響のことを良く知ってるよ。話してみろ」

響「……うん、ありがとう」

以下略



47:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/11/13(木) 00:36:33.20 ID:80k+F34ro

P「961プロか?」

響「いや、違う。黒井社長はもうしないって約束してくれたし……多分」

以下略



192Res/86.05 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice