27:1[saga]
2014/10/10(金) 23:28:55.93 ID:M6pjPsFx0
手にとって広げてみると、あまりの出来栄えに笑みがこぼれる。
袖は無駄に長く、丈は逆に縮まってしまっている。
お世辞にも綺麗とは言えない、明るい青で統一されたセーターがそこにあった。
「なんだか、可愛らしいプレゼントだな」、と後ろで見ていたプロデューサーが困ったような顔で笑った。
そうだ、とっても可愛いプレゼントなんだ。 それを否定出来る人間は居やしない。
セーターと一緒に同封されていたのか、一通の手紙がヒラヒラと揺れながら床に落ちた。
拾い上げると、花柄の便箋に765プロの住所と「我那覇響様」、と飾り気の無い文字で書かれてあった。
中を開いてみると、拙い文字と色鉛筆で描いた一枚の絵が出てきた。
間違いない、やはりあの少女だ。
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