過去ログ - 高垣楓「時には洒落た話を」
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14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/10/12(日) 20:52:44.69 ID:VgB7duhgo

……あれ。 今の、ひょっとして冗談の域を越えてなかったか?
つまりその、よく考えたら楓さんも俺がスカウトした人な訳で。
恐る恐る楓さんの方を確認すると、ぷくーと頬を膨らませていた。

 「ぷくー」

というか実際言っていた。頬を膨らませたままなのにどうやってるんだろうか。

 「私もスカウトされた筈なんですけど、そんな風に褒めてもらってません」

 「あ、そっちか……じゃなくて。あー、」

口は災いの元、だ。具体的に言うと、今は楓さんのほっぺの中辺りが。
やっぱり、言わなきゃ駄目ですか。

 「…………楓さんも、お綺麗ですよ」

覚悟していても、やはり猛烈に恥ずかしい。
消え入りそうな声でそう言うと、途端に楓さんがニコニコと上機嫌な顔になる。
何も言わずに微笑む楓さんに何と続ければいいか分からなくなって、つい話題を逸らしてしまう。

 「……ちょっと、買って行きます。楓さんの分も要りますか?」

 「あ、私も払いますよ? 肇ちゃんのファン第二号ですし」

 「分かります。なんか、自分で買いたくなるんですよね」

ウチの事務所の場合、アイドル関係のものは資料室や倉庫へ行けば一通り自由に閲覧できる。
ただまぁ、人の情と言うやつか。個人的にも応援したいという人は事務所内でも割合に多い。

ちなみに俺は、肇のファン第一号だ。


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