18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/10/12(日) 23:54:28.82 ID:VgB7duhgo
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「シンデレラガールの3人は決定として、後は……事業部ごとの裁量に任せるか?」
雑多な資料を机のあちらこちらに山積みにしながら、ひたすらにキーボードを叩き、ペンを走らせる。
最初は業務の合間に進めていたが、最近は夜の日課と化しつつあった。
「……スタジオも、数が無いな。違約金覚悟で複数予約入れるのもアリか」
年末ライブと被らせる訳にはいかないから、スケジュール的にどうしても強行軍になってしまう。
まぁ予算の計上や機材の手配などは早めにやっておけばどうとでもなるのだが。
何よりも、数十名の予定を摺り合わせようとなると、頭の中が弾けそうだった。
「怒る、かもなぁ」
いま準備しているのは、言ってしまえば紛い物の魔法だった。
まだ届かない筈のモノを、騙し騙しの手を駆使して少しずつ手元へ手繰り寄せているような。
「けどまぁ、俺は何せ」
只のプロデューサーだから。
アイドルの為なら、魔法使いにだって、馬車馬にだってなってみせないとな。
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