過去ログ - 無名なヒーローの一日
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4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/10/11(土) 22:03:10.33 ID:2FIqT+Pa0
 彼はスーツを身につけ、トイレの窓から脱出する。そして、その銀行強盗がいると言う銀行へ走った。

 ちなみに、このスーツの付属としてダッシュシューズというものがある。これは、簡単に言えば某少年探偵の知り合いの発明品である靴の原理を使っている。足つぼを押す事で、常人より早く走れるのだ。計測したところ、何時もなら彼は五十メートル四秒弱だったが、これを履くことで三秒にまであがったのだ。
 ……ただし、彼は足つぼに慣れていない為、これを履いて走ると言うのは一種の拷問に近かった。

 けれど彼は走った。何故かと言う理由も何もない。ただ正義を執行したいから、彼は彼の地へ走るのだ。
 彼の過去には、複雑な関係も酷い浮世との直面等も無い。本当にごく普通に生まれ、少し異常な身体能力と思考能力で秀才ともてはやされただけの少年時代だった。
 ……だから、つまり彼は本当に、限りない善意だけでその身を削っていた。


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