過去ログ - 無名なヒーローの一日
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7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/10/11(土) 22:27:05.93 ID:2FIqT+Pa0
 瞬間、彼の腹部から血が垂れていた。
 音源の方向を見てみれば、銃を持った犯人の一人が支店長と一緒にいた。
 ……つまりは、犯人は三人でなく四人いたのだ。

 一瞬にして意識が遠のいていく様に感じた。確かに、彼は常人離れした身体能力は持つが、体の作りは常人と同じだ。弾丸が腹に埋まっているとなると、かなり状況は深刻である。
 ……だが、彼は諦めなかった。
 遠退きそうな意識に喝を入れるかのように、彼は傷口を抉って弾丸を取り出した。そして、先程よりか遅いラリアットでその犯人を気絶させた。


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