過去ログ - シド「S・I・Dロックシード…?」
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2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/10/12(日) 23:07:12.46 ID:UXlJSqqc0
シド「いつつ…ちっくしょお…罠か…?」
シド「……!」
シドの目の前に広がっている世界は、沢芽市ではなかった。
シド「…ここは…どこだ…?」
シド「ここはとりあえず神社のようだが…」
シド「しかし、この階段、めちゃくちゃ長えな…降りる気すら失せちまうぜ…」
希「ん、誰かおるなぁ…お客さんかな?おーい!そこの人ー!何してるんですかー?」
シドに呼びかける声が聞こえる。
シド「…!人の声…女か…ちょうどいい、ここがどこだか聞いてみるとしよう」
シド「おい、そこのアンタ…ここが何処だかわかるか?」
希「へ?何処って…ここは神田明神さんやけど…あなた、知ってて来たんじゃないんですか?」
シド「神田…明神…?聞いたことがないな…沢芽市じゃないってことはとりあえずはっきりしたか…?」
シドは何やらぶつぶつ呟いている。
希「あ、もしかして、ここにくるのは初めてなんですか?」
シド「初めてもクソもあったもんじゃねぇ。気づいたらここにいたんだよ」
希「気づいたら…ここに…?」
シド「あぁそうだ…って、アンタ、こんな話を信じるのかい?」
希「信じるよ。だってここは神社やし、もしかしたら、貴方、神隠しにでもあったのかも!」
そう言って女はクスクス笑った。
イラっとはしたが、ここで怒るのはオトナのやることじゃねぇ。
シドは気持ちを抑え、質問を続ける。
シド「冗談はよしてくれよ。本気で困ってんだ。改めてここは何処なんだ?」
希「ここは東京の神田明神。そしてウチは東條希。貴方は?」
シド「俺はシド。どうやら、ここは俺の元いた世界とは別の世界らしい…」
シド「信じてもらえるかはわからんがね」
希「さっきも言ったけど、ウチは信じるよ。だって、貴方がここに来たってことは、何かやることがあってここに連れてこられたんだと思う。ここで果たすべき使命っていうのが、あるのかも」
ガキのクセにいちいち偉そうなこと言いやがって。大人に対する口のきき方ってヤツがなってねぇ…
再びシドは苛立ちを抑える。
女に手をあげるのは、オトナのすることじゃないから、と。
希「貴方が持っているそのアタッシュケース、もしかして貴方、セールスマン?」
シド「まぁそんなようなもんだ。んじゃあここが何処かもわかったし、適当にホテルでも探すよ。邪魔したな」
希「また来て下さいねー!」
ふぅ、やれやれ…どうやら日本なのは変わらないらしいから日本円もきっと使えるだろ。
明日から…どうするかね…
俺の明日は中々に暗そうだ…
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