6: ◆xgvLVVJToBeS[saga]
2014/10/13(月) 22:30:30.77 ID:7U1OeXcio
大好きな彼女
確かに彼女が私を待ってくれているとは限らない
気が気じゃないってさっき言ったのだって本当のこと
7: ◆xgvLVVJToBeS[saga]
2014/10/13(月) 22:31:46.92 ID:7U1OeXcio
「あの、私」
そして、再会する私と彼女
久しぶりに見た彼女は、私の記憶の彼女以上にとても綺麗な女性になっていた
8: ◆xgvLVVJToBeS[saga]
2014/10/13(月) 22:32:39.87 ID:7U1OeXcio
彼女への返事は決まっている
彼女の言葉が終わったら、その細い体を力いっぱい抱きしめて、そしてその可愛らしい唇にキスをしよう
それ以上に、今の私の気持ちを彼女に伝える方法を思いつかない
9: ◆xgvLVVJToBeS[saga]
2014/10/13(月) 22:34:05.67 ID:7U1OeXcio
これから先、私は彼女と一生を共にする
それは決して簡単なことではないし、きっといろいろな困難がこの先待っている
結婚して、子供を産んで、そして誰かと家族になる、そんな普通の人生は望めない
10: ◆xgvLVVJToBeS[saga]
2014/10/13(月) 22:35:41.97 ID:7U1OeXcio
これはハッピーエンドで終わるラブノベルじゃない
私たちは今、そこに向かって歩いていく人生のプロローグにいるに過ぎないんだから
その結末はきっと神様にしかわからない
11: ◆xgvLVVJToBeS[saga]
2014/10/13(月) 22:37:22.28 ID:7U1OeXcio
「南と園田」
希「海未ちゃん恋愛経験ないんやろ?」
海未「なんで決め付けるんですか!」
12: ◆xgvLVVJToBeS[saga]
2014/10/13(月) 22:38:51.00 ID:7U1OeXcio
花陽「あるの!?」
凛「あるにゃ!?」
にこ「あるの!?」
13: ◆xgvLVVJToBeS[saga]
2014/10/13(月) 22:41:10.74 ID:7U1OeXcio
海未ちゃんの言葉に、部室内がシーンと静まり返る
「「「「ええええええ!!!」」」」
そして次の瞬間には、みんなの驚き声の大合唱が巻き起こった
14: ◆xgvLVVJToBeS[saga]
2014/10/13(月) 22:42:52.11 ID:7U1OeXcio
穂乃果「海未ちゃん!」
海未「はい!?」
穂乃果「相手は誰!?その人とは今も付き合ってるの!?」
15: ◆xgvLVVJToBeS[saga]
2014/10/13(月) 22:44:05.79 ID:7U1OeXcio
穂乃果「もう!驚かせないでよ海未ちゃん!」
にこ「ふ、ふん。どうせそんなことだろうとにこは思ってたけどね」
真姫「にこちゃんあんなに焦ってたじゃない」
16: ◆xgvLVVJToBeS[saga]
2014/10/13(月) 22:46:48.70 ID:7U1OeXcio
膝を折ってうなだれる海未ちゃんの頭を撫でながら、私はちょっと考える
海未ちゃんは昔から恋愛の話が苦手で、そういう話題になるとすぐに動揺してしまう
それは今も同じで、そして海未ちゃんは今まで絶対に自分の好きな人なんて教えてはくれなかった
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