過去ログ - 元お嬢様「安価とコンマで大勝負」アフロ「クインテット!」(5スレ目です)
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◆k9ih1s9J/w
[saga]
2014/10/20(月) 22:40:27.90 ID:iRAqIx3v0
魔導長「もしもし? 魔導長でございます。元帥殿、状況はつかめていますな?」
局長「軍の元帥ともあろう方が式典に参加されていなかったのですか……。よもやこの事態を見越していたのか……?」
魔導長「……。共和国軍の実力者で町に残っているのは元帥殿だけなんですよ。どうか力を貸していただきたい」
魔導長「……。元帥殿ならばそう言うに違いないと思っておりました。……では」
局長「おお!」
魔導長「駄目でした」
局長「なん……だと」
魔導長「家族が霧のせいで倒れてしまったからそばを離れるわけには行かないと」
局長「……国と、家族と、どちらが大切だと言うのですか……」
魔導長「町に残っていたのも、娘の誕生日だから今日は何があっても絶対に仕事しないと駄々をこねたからなんじゃよ」
局長「……外交関係よりも娘を取る男に国を預けてよいのでしょうか」
受付「身内すら守れない人が国を守れるわけないでしょう。いいお父さんですね」
魔導長「こうなると『重壁』はてこでも動かんぞ。次じゃ次」
魔導長「もしもーし。魔導長じゃよ。嬢ちゃん元気かい?」
ギャーギャーと電話口から女性の騒がしい声が漏れる。
魔導長「スマンスマン。仕事の話じゃ。○○さんに殺してほしい魔術師がいるんじゃが、頼めるかのう?」
局長「『凶爪』……!? そうか、今日はアサシンの集会……」
魔導長「……。そうかー。ならしょうがないのー。あまり意地悪しちゃダメじゃぞ。ではな……」
魔導長「仕事は受けられないらしい」
局長「『凶爪』ともあろう殺し屋が怖気づいたのですか……?」
魔導長「落ち着きのない弟子が、おびえて危険な森へと逃げ出すか、霧の中に特攻しそうだから目が離せないと」
局長「ふん縛ってくればいいでしょう……!」
魔導長「うっかり縄抜けを教えてしまって苦労しているらしいぞ」
受付「いつかドジ踏んで死にそうですね」
魔導長「それを分かっておるから、まだ若いのに弟子を作ったんじゃろうな。自分の生きた証を残したいんじゃろ……」
局長「いい話風にまとめないでください……! 町が、国が滅ぶかもしれないんですよ……!」
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