過去ログ - これから日記を書く
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1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2014/10/13(月) 23:24:32.51 ID:aom+Sv0AO
一日目(もう、何月何日なんてわからん)

気紛れに入った文房具屋に、当然ながら大量のノートとペンがあった。

放浪するようになってから、かなり経つが今思えば逃げるのに必死で記録を残していなかった。

今後も生き延びていくなら、日々どこで何があったか記録があれば、役には立つかもしれない。死んだ時も、俺を漁るヤツの参考にもなるだろうさ。

とりあえずこの国が誰の者でもなくなったのは、多分半年か、それ以上前。世界大戦の軋轢が高まり、シェルター作りやら胡散臭い研究所が作られていった。

俺はしがない土木系列の作業員で、カチャカチャスパナを回して、気が合う仲間と酒を食らう。それが続くのだと思っていた。

しかし、ある時理由も説明されないまま、避難命令が出されていた。らしい。

下水パイプの修理を一人でしてた俺に、パニックで混乱か、あるいは薄情だった現場の連中が、それを教えてくれるヤツはいなかった。

修理が終わり、次の仕事の指示を受けにもどった俺には、閑散として現場と。爆発と銃声だった。

断片的に覚えてるのは、今じゃ慣れたゾンビと、化け物。悲鳴。

なんで生き延びたかさえも、わからない。時折、あのまま死ねたら楽だっただろうなと、思う。

最初の内は騒がしいものだった。どうも市民はシェルターに運ばれていたみたいだが、行き着けたヤツ自体が少数らしい。

※シェルターから追い出されてた、といった女の言葉に嘘がないならな

しかし、それも三日も持たず静かになった。帰りに聞こえていたのは、ゾンビのうなり声だけだった。

その頃の俺は、金持ちが住む高層マンションに逃げ込んでいた。セキュリティーも、大型トラックが突っ込んでちゃ、意味は成してなかったが。

ただ、その代わりに中は完全に無人、さすが金持ち優先順位は高かったらしい。あと、トラックは正面出口に突っ込んでいて、無理をしないと入れないことも幸いして、しばらくの間は厄介になっていたが、今はどうなってるのやら。

一日目終わり


明日からは今の持ち物とか、あとは持ちきれなかった物があった場所とか書くとしよう

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