938:名無しNIPPER[saga]
2015/02/05(木) 01:26:57.91 ID:e72e3+LI0
一之瀬DIARY Dec.2
覚ちゃん、ちゃんと診れた訳じゃないけど、たぶんあの出血の仕方は体の内部にもかなりの負荷がかかってる。下手をしなくても、そのすごい力はもう使わせちゃだめだ。
放浪者さんも、そう考えてか、研究所ってとこで避難してもらうみたい。私も賛成。
今日、放浪者さんが私が死にそうになったから、話に来た。私が死んだら、誰が救うんだそう言ってた。それは、わかってる。でも、もう誰も目の前で死んでほしくない。鈴木さんも、見殺しにするように逃げた私ができることは、持ってる知識で皆を治療することなんだから。
それに、もう何もできずに、誰かが死んでいくのは嫌だ。だから、医者を志したんだから。やつれていくお姉ちゃんに、私は、なにもしてやれなかった。やさしいお姉ちゃんだったのに。何も。
スラちゃんだって、話せないだけでいい子なんだから。だから、もう、誰も、私の目の前で死なせない。
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