過去ログ - オッツダルヴァ「問おう。貴様が私のマスターか?」 凛「……」
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521: ◆x7JZyt0a6.[saga]
2014/12/31(水) 01:11:44.58 ID:sdEIeqhhO

テルミドール『馬鹿な……! 再起動だと!? あり得るのか、こんなことが……』


機体の各所から火花を上げながらも、ホワイト・グリントは再び動きだす。

通常のネクストならあり得ないことだが、


フィオナ『彼は……まだあなたの力になれる。だから、あなたも諦めないで……!』

士郎「……っ!! うおおぉォッ!!」


フィオナの、レイヴンの言葉の意味を汲み取ったのか、士郎は力を振り絞り全力で投影にかかる。


テルミドール『正気か! この期に及んでまだ命を削る気とは……』

凛「衛宮君やめて! もうその身体じゃ保たないわ!」

士郎「(俺の身体など、どうでもいい! 俺のために必死で戦ってくれる奴が側にいるなら、俺はそいつに応えなくちゃならないんだ!)」


発想を思い切って転換し、剣ではない、あの機体の本来の姿を想像する。

今のホワイト・グリントに足りないものは、両腕と背部に装備された武器のみ。


テルミドール『な……なんだと!』


ホワイト・グリントの両手にライフルが、背中には分裂ミサイルが装着される。

元から装備していた武器を、士郎は全て投影によって再現したのだ。


士郎「……俺は、諦めない。誰かに負けるのはいい……だが、自分には負けられない!!」


少年の咆哮と共に、白い機体が銃口から火を一斉に噴かせる。

自らの意思で、夢破れた自分を越えようとする男の、反撃の狼煙だった。



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