過去ログ - オッツダルヴァ「問おう。貴様が私のマスターか?」 凛「……」
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528: ◆x7JZyt0a6.[saga]
2015/01/01(木) 19:34:12.13 ID:6NpSKo0kO


士郎「……俺達の、勝ちだ」


息を切らし、血を流しながらも、士郎はまだ立っていた。

最後まで、己自身と戦い抜いたのだ。


テルミドール『ああ……そのようだな……』


黒煙を上げる機体から、あの男の声が響く。

その声にはもう、先程までのような冷たさはない。


テルミドール『それが……お前の“答え”なのだ。迷わず進むがいい……』

士郎「わかってる、言われるまでもない。どんな困難が立ち塞がっていようが、俺は自分の正しいと思った道を進む。決して、間違いとか後悔なんて言わせない」

テルミドール『……そうか。なら、いい……』


もはや言葉など不要――とでも言うように、エミヤの言葉はそこで途切れた。


凛「……これで、あなたの戦いは終わったの? アーチャー……」


凛の問いに、彼女のサーヴァント――オッツダルヴァは答えない。

まだ多くを語らない男として凛の記憶には残るだろうが、やがてその生き様は、彼女の側にいる少年が示すことになるだろう。

遥か遠い未来、彼女こそがとあるリンクスの導き出した「答え」の、最初の目撃者となるのだから――。



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