過去ログ - オッツダルヴァ「問おう。貴様が私のマスターか?」 凛「……」
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◆x7JZyt0a6.
[saga]
2015/03/26(木) 17:13:07.27 ID:co/hEiCnO
凛「衛宮君……」
崩れ去った瓦礫の陰で、凛は士郎の戦いを見守っていた。
自らのサーヴァント――ネクストを駆る存在であるリンクスを失った彼女には、もはや魔術の域を超えた巨大兵器に対抗する力はない。
だから今は、命を賭して戦う一人の少年の、ただ無事を祈ることしかできない。
凛「き……きゃあぁッ!!」
突如吹き抜けた突風に、思わず凛は悲鳴を上げる。
直後、青い塗装で彩られたACと思わしき機体が、彼女の近くに降り立った。
敵かと思って一瞬身の危険を感じたが、直後に聞こえた意外な声に、その警戒もすぐ解けた。
大河『どうやらお前も無事のようだな、遠坂』
凛「ふっ、藤村先生!?」
大河『詳しい話は後だ。とにかく乗れ』
≪ZIO MATRIX≫とプリントされた肩のエンブレムがくっきりと見え、青いACが腕を下ろし、掌のマニュピレーターで合図を出す。
考えるより早く、凛は言われるままに走っていった。
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