過去ログ - オッツダルヴァ「問おう。貴様が私のマスターか?」 凛「……」
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557: ◆x7JZyt0a6.[saga]
2015/04/02(木) 14:59:45.25 ID:9A29e/kVO

――――――――――


アンサラーとの戦闘が始まってから、既に30分。

戦いは、終わろうとしていた。


士郎「次ッ……!」



アンサラーから降り注ぐ無数の火線をかいくぐり、士郎は本体の甲板を次々と破壊していく。



士郎「……ぐっ、まだだ……!」



長時間のコジマ汚染には耐えているものの、自分の肉体も機体のダメージも、危うい所まできていた。

ここで一気に決着をつけなければ、ホワイト・グリント共々、共倒れになるかもしれない。



大河『アンサラーがバランスを崩し始めた。あと少しだな』

士郎「……っ、同調、開始――!!」



今にもパンクしそうな神経を、魔術回路をフルに働かせる。

弾切れになった左腕のライフルをかなぐり捨て、投影によって装着されたレーザーブレードを振るった。



士郎「これで終いだ!」



アンサラーから伸びる最後の甲板を、レーザーブレードで溶断する。

その攻撃が、決め手となった。



大河『アンサラー、落ちるぞ。巻き込まれるなよ』



各所から煙を上げ、奇妙な唸り声のような音と共にアンサラーが崩れた。

切り離されたコジマ爆発杭が地上に突き刺さり、本体の中枢部分はコジマ粒子を撒き散らしながら落下する。



大河『早くしろ! 爆発に巻き込まれるぞ!』

士郎「ぬあぁッ……!」



ありったけの速度を出し、アンサラーの付近から離脱する。

数十秒した後、凄まじい轟音と共に、コジマ爆発による巨大な衝撃波がネクストのコックピット越しに伝わり、士郎の肉体を揺さぶった。



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