過去ログ - 一夏「こんな世界だったから、俺は呼ばれたのかもな」
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460:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/10/25(土) 00:55:44.82 ID:4JQ8sCe10
クラリッサ「危ないところでした。彼女は極度の心身不安からか、度々あの様な事を叫びながら暴れるのです」

一夏「…………」

クラリッサ「どうかしましたか、大丈夫ですか」
以下略



461:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/10/25(土) 00:56:58.26 ID:4JQ8sCe10

バシュンッ

クラリッサ「失礼します」ビシッ

以下略



462:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/10/25(土) 00:58:05.02 ID:4JQ8sCe10
スコール「そうね………あなたにはもう、話す事はないわ」

クラリッサ「そのようです。しかし、自分になくとも彼にはある筈です」

一夏「…………」
以下略



463:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/10/25(土) 00:59:12.39 ID:4JQ8sCe10
スコール「ごめんなさいね、あなたを放っておいて」

一夏「別に気にしてません………それより、本当に大丈夫なんですか?」

スコール「ええ、大丈夫よ。ボディの方も新調出来たから」
以下略



464:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/10/25(土) 01:00:31.06 ID:4JQ8sCe10
スコール「そしてある日、オータムの部隊は彼女一人を残して全滅した」

スコール「それでもオータムは、ワンマンアーミーとして、戦場に出向く事をやめなかった………やめられなかった」

スコール「この世は弱肉強食、強い奴が弱い奴を殺して生き残る。だから戦場で死ぬ奴は、ただそういう奴だっただけ、それをわざわざ救おうなんてバカのやる事だ」
以下略



465:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/10/25(土) 01:02:21.76 ID:4JQ8sCe10
スコール「あなたを憎んでなどいないわ。全て彼女の言葉通りに、彼女自身がなってしまった………ただそれだけよ」

一夏「…………」

スコール「あなたは『IS』の戦いをしていたけど、私達は『銃』の戦いをしていた」
以下略



466:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/10/25(土) 01:04:22.61 ID:4JQ8sCe10
スコール「昔……あるところに、一人の少女がいました」

スコール「その少女は普通の家庭に生まれ………幸せな生活を送りながら、普通に育った少女でした」

スコール「やがて少女は、素敵な恋をして………結婚し………家庭を持ち………女としての幸せも手にいれた『普通の女』でした」
以下略



467:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/10/25(土) 01:05:40.70 ID:4JQ8sCe10
スコール「再び当てもなく彷徨うだけの女は、傭兵達に拾われ、そういう生き方がある事を知った」

スコール「そうして女は傭兵として戦場から戦場へと渡り歩き、その機械の体を使い戦場を跋扈し、敵を殺し、味方すらも死へと追いやった」

スコール「いつしか女は死神や亡霊と忌み嫌われるようになった」
以下略



468:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/10/25(土) 01:06:48.62 ID:4JQ8sCe10
〜監視室〜

クラリッサ(私の時と話が違うな……貧しい家庭に生まれ優しい両親に育てられたが、警官だった父親は殉職、母親は幼くして病死)

クラリッサ(引き取られた親戚達には両親の遺産を食い荒らされ、暴力を振るわれ、家を転々とした挙句に施設に預けられた)
以下略



469:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/10/25(土) 01:08:11.59 ID:4JQ8sCe10
クラリッサ「……………」

「お、お姉様?顔が怖いです……」

クラリッサ「気にするな、いささか考え事をしていてな」
以下略



470:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/10/25(土) 01:09:51.15 ID:4JQ8sCe10



オータム「一度に色々話し過ぎたかしら………長くて退屈だったでしょ?」

以下略



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