過去ログ - 並木芽衣子「ハネウマトラベラー」
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26:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/10/18(土) 01:08:48.62 ID:2/jr4LTY0
「・・・あ、プロデューサー・・・。」
「・・・芽衣子、大丈夫か?」
プロデューサーは心配そうな目で見つめてくる。
・・・そうだった。プロデューサーはいつだって、私の事を心配してくれた。
プロデューサーだけじゃない、事務所の皆もファンの皆もいつだって私の事を支えてくれた。
だから、その人達だけは信じてあげなくちゃ!
「あたしが言えた事じゃないと思いますけど、いきなり詐欺にあったなんて事実を告げられたらショックですよ。今度からはもうちょっと優しく言ってあげてください。」
「す、すまない芽衣子。だが・・・」
「うん、わかってるよ。美世ちゃんも心配させてごめんね?私、大丈夫!」
「芽衣子さん・・・。」
ちょっと空元気かもしれないけど、心配しないでと笑顔で返事をする。
お金ならまた稼げばいい。
頑張ればどんなことだって出来るって事を教えてくれたのは、他でもない皆なんだ。
だから、何度だって頑張ればいいだけ。
皆がいてくれるから、私はまだまだ頑張れるよっ!
「とりあえず、このバイクは破棄しなくちゃね。走れないのに置いておいても仕方ないもん!」
「いや、それは待ってくれ。諦めるにはまだ早いかもしれない。」
「え?・・・プロデューサー?」
そんな私の決意とは裏腹に、プロデューサーには別の考えがあるみたいだ。
プロデューサーは少し考えた後、美世ちゃんの方に向かい合った。
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