4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/10/14(火) 23:24:20.26 ID:rvPDD/C20
「つ、つまり、ですねっ!」
「?」
事務所への帰路も半分を切った所で、歌鈴は声を上げた。
それまで、いつもよりも遅い足並みでトロトロ歩く歌鈴に合わせるのは少々億劫だったから、俺は内心安堵の息を付いていた。
「私を見つけて、私の魅力を教えてくれたPさんの事が、ですね… その…」
「…ゆっくり話してくれればいいから」
正直なところ、さっさと話せって思っていたんだけど、勿論口が裂けたってそんな事は言えない。
優しい言葉を掛けるつもりも別に無かったが、何処か浮ついた雰囲気がそうさせたのか、いつもより拳一つ分程度近い歌鈴との距離がそうさせたのか、知らぬ間に口を継いでいた。
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