125: ◆TPk5R1h7Ng[saga]
2014/10/23(木) 04:18:35.12 ID:Eo9sGdcFo
●第六章 ―目覚る真実―
―星天の柱 中心部―
勇者「マオウシステムの根幹…だと?」
魔族エレナ「そうだよ勇者くん。これはとっても大事な事なんだよ」
魔王エレル「そうそう勇者さま。これを聞かなければ前進も後退も出来ませんよ」
勇者「……悪趣味な。その姿と声を止めろ」
魔王「そう言ってやるな、勇者よ。そ奴等は、聞き手が最も耳を傾け易い者の姿と人格を取るのだ。…つまり」
勇者「言うな………もう良い、話したいのならば続けるが良いさ」
魔族エレナ「じゃぁ続けるね。早速質問で悪いんだけど、このシステムを作り出したのって誰だと思う?」
勇者「人類間戦争時に、強大な力を持っていた魔法使いか何か…俺はそう仮定している」
魔王エレル「成る程、勇者さまの割りには意外と察しているじゃないですか」
魔族エレナ「でも、その答えだと半分正解で半分間違いかな」
魔王エレル「そう?私はその更に半分で、四分の一正解だと思うけど」
勇者「………結論を言え」
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