126: ◆TPk5R1h7Ng[saga]
2014/10/23(木) 04:26:44.69 ID:Eo9sGdcFo
魔王エレル「相変わらずせっかちですねー…でもまぁ、勿体ぶっていてもアレなので言っちゃいましょうか」
魔族エレナ「マオウシステムを作り出したのは、人間その物なんだよ」
勇者「……どういう事だ」
魔族エレナ「一番最初に作り出されたのは、勇者くんが読んでいた通りに人類間戦争時」
魔族エレナ「人間と人間が殺し合う時代…そんな時代の人類が、平和を望むのは当たり前だよね?」
勇者「当然だ」
魔王エレル「でも同時に…武器を捨て、いがみ合って居たお互いが手を取り合うには……手遅れなラインをとっくに超えていた」
魔族エレナ「敵を信じる事なんて出来やしない。味方でさえもいつ裏切るか判らない」
魔王エレル「信じたい」
魔族エレナ「でも信じられない」
魔王エレル「他人を信じるための何かが欲しい」
魔族エレナ「でも敵を信じる事は出来ない」
魔王エレル「だったら、信じなくても良い敵が欲しい」
魔族エレナ「今の敵が敵でなくなるための、共通の敵が欲しい」
勇者「………」
182Res/170.20 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。